先週12月2日(日)からクリスマス(降誕祭)までの期間、キリスト教会ではアドベント(待降節)と呼んでいます。一般の方にはむずかしく聞こえるかもしれませんが、降誕祭は、イエス・キリストが人間の世に降りてこられたことを記念するということ。
この一方、待降節には2つの意味があるとされます。一つは救い主キリストの誕生(降誕)を待つという意味。もう一つは人の世が終末を迎えたときのキリストの再臨を待つという意味です。ジングルベルの流れる季節、私たちキリスト者は、クリスマスを祝うだけではなく、2000年前の再臨の約束を信じて待っているのです。
「谷はすべて埋められ、山と丘はみな低くされる。曲がった道はまっすぐに、でこぼこの道は平らになり、人は皆、神の救いを仰ぎ見る」(ルカによる福音書3章5- 6)」
本日の御ミサのなかでは、「ゆるしの秘跡」が行われ、主の大いなる恵み、ゆるしをいただきました。神の御子にゆるされたので、信徒の胸は軽くなり、みな笑顔で帰路につきました。まだ、道はでこぼこですが、この世に救いがあるのは具体的な事実です。
うまやのイエス(写真:2017年待降節 カトリック赤堤教会)