「ただで受けたのだから、ただで与えなさい」(マタイ10・8) 教皇様、世界病者の日にメッセージ

第27回「世界病者の日」をインドのコルカタで2019年2月11日に祝うにあたり、フランシスコ教皇様がメッセージを出されました。以下、特徴的な個所を抜粋します。

『「ただで受けたのだから、ただで与えなさい」(マタイ10・8)。これは、イエスが、福音をのべ伝えるために使徒たちを派遣する際に、無償の愛のわざを通してみ国を広めるよう述べたことばです。』

『いのちは神から与えられた「恩恵」(たまもの)です。「いったいあなたの持っているもので、いただかなかったものがあるでしょうか」(一コリント4・7)と聖パウロが指摘しているとおりです。神から与えられた恩恵であるからこそ、単なる所有物や私有財産とみなすことはできません。』

『その「恩恵を互いにささげ合うこと」(たまもの)は、新たなきずなと多種多様な協力関係を諸民族、諸文化の間に結ぶために、利己主義や現代社会の分断化に挑戦することを可能にする枠組みとして位置づけられるべきであることを、わたしは、使い捨てと無関心の文化に直面する中で強調したいと思います。』

 

スペースの都合で全文をご紹介できませんが、ご興味のある方は、以下のカトリック中央協議会のHPで全文をご覧ください。

https://www.cbcj.catholic.jp/2019/01/28/18395/