東日本大震災から6年。いつまでも消えない愛があります

1万を超す尊い人命を失なった東日本大震災から6年が経ちました。被災地と避難した人々は、懸命に毎日を送りながら、まだ癒えぬ傷に苦しんでいます。カトリックの祈りにあるように、「東日本大震災によって今もなお苦しい生活を送り、原発事故によって不安な日々を過ごす人々の心を照らし、希望を失うことがないよう支えてください。」と私たちは祈り、ささやかながら現地への支援を続けるばかりです。

この時期は、私たちにとってなじみの深い、ひとりの神父様を思い出します。カナダのケベック外国宣教会の神父様、アンドレ・ラシャペル神父様です。東日本大震災によって命を絶たれるまでの76年の日々を、一人でも多くの人に神様の愛を伝えるために送られました。今日のミサでは、ラシャペル神父様をしのぶ信徒によって白い百合の花が献花されました。

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「まことの幸福は自己の内面より」(2003年、渓流社刊)

第1部 何を幸福と呼ぶか(幸福こそ人間最大の願い幸せは楽しみではない ほか)
第2部 幸せの扉を開く鍵 それはあなたの愛(本当の愛のすがたとは結婚における夫婦愛)
第3部 まことの幸福は内面から生まれる(内面的に充実した人生を求める自分の内面的深みに降りる)
第4部 内なる人の覚醒への旅(真の自己に導く坐禅人間の存在の根底を開かせる祈り ほか)
第5部 幸せになる八つのステップ(幸福は自己の無力を自覚して神に信頼する人にある
幸福は自分と他人の喜びと悲しみに震えることができる人にある ほか)

 

宣教協力体の巡回司牧 関根神父様が司式

2月5日(日)世田谷ファミリー宣教協力体の巡回司牧が行われ、赤堤教会には、カトリック世田谷教会の根神父様に来ていただき、司式していただきました。お説教はたいへん深い内容で、多くのことを考えさせられました。筆者にとってもっとも印象に残った一説をお説教から引用させていただきます。

キリストの精神で考えれば、善悪をつけることが大事なのではない。たとえば加害者と被害者ということについてもそう。世のすべての人が塩であり、塩粒が各々違うようにそれぞれの味と役割、存在がある。すべての塩は自ずから輝きがでるもの。主から与えられた光がある。光は闇から生まれたと聖書にある通り、見えない闇の中からくる光をみんな浴びている。善悪の片方にくみする議論に終始するのは、自己都合にあわせて聖書を解釈している。

関根神父様ご体調が万全でないなか、私たち赤堤教会の信徒のためにお越しいただき、本当に有難うございました。

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右近列福式、ネットで中継へ

(カトリック中央協議会のHPより抜粋)

今年2月7日に大阪城ホールで行われるユスト高山右近の列福式ミサの模様が、インターネットで生中継されることになった。詳細は以下のとおり。

▼放送日時 2月7日(火)午前11時~午後3時(式典は正午開始)

▼視聴は無料。手続きなども不要

▼アクセスは以下のYouTube(ユーチューブ)サイトから(www.youtube.com/watch?v=d96PSEkMqHo)。

信徒総会を開催しました

1月29日は10時のミサの後で、赤堤教会の信徒総会を開催しました。議長選出、神父様のご挨拶に続いて、諸活動報告、今年の教会委員を選出しました。また、2016年の会計報告、2017年の予算案について質疑応答、承認がなされました。

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