四旬節黙想会 浦野雄二神父様

13日は浦野 雄二神父様(カトリック本郷教会主任司祭)に、黙想会の指導をしていただきました。ミサのなかの第一説教につづき、ミサ後に約90分の第二説教をお話しいただきました。その内容は、東日本大震災とも関連したご自分の体験談、江戸初期の殉教者とくに原主水(はらもんど)の話、創世記の3章(知恵の樹)にみられる“原福音”についてなど、多岐にわたりました。

四旬節のテーマのひとつが回心ですが、現代社会に生きる私たちにとって、社会常識でこりかたまった土(心)に空気を入れなおすのは、実際には容易ではありません。しかし神父様のお話は、そういう「こり症」のわたしたちにこそ効くものでした。

「15分黙想するなんてたいそうな目標は無理。最初は15秒からですよ」「聖書を最初から開こうするから挫折する。開くまえに、わかるはずもないけれど、人間にちかづくために聖書のなかに御言葉を残した神の御心にまず思いをはせる」「ミサにあずかるのは神様との約束。それをはたすとき、神様は無条件でよろこんでくださる」「聖書のなかの、一見するとばかばかしい話の中で、神様はわたしたちとの出会いを準備してくださっている」

あらためて感じたのは、神様との出会いをより具体的な経験として、信仰の糧とする重要性でした。本当に興味深く、あっというまの90分でした。浦野神父様、ありがとうございました。

uranoshinpu

 

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