復活徹夜祭 光の祭儀

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4月4日(土)、ご復活祭の前夜にあたる聖土曜日の夜に、復活徹夜祭が行われました。復活徹夜祭の典礼は「光の祭儀」「ことばの典礼」「洗礼の典礼」「感謝の典礼」の4つで構成され、通常のミサよりも長い時間がかかります。

とくに印象的な「光の祭儀」においては、まず聖堂の外で「火」をおこし、司祭が祝福を与えます。次に「復活のろうそく「十字架」とギリシア文字の「A(アルファ)」「Ω(オメガ)」そして「年号(西暦)」が刻まれます。

続いて、祈りの言葉とともに5つの印がつけられます。この印はキリストが受けた5箇所の聖なる傷を表します。そして祝福された「火」がこの「復活のろうそく」に移されます。

司祭と会衆は「復活のろうそく」を千頭に行列をなして聖堂へ入り、「火」は会衆の持つろうそくに移り、やがて聖堂全体がろうそくのしずかな光で照らされます。この「光の祭儀」は東方教会を起源とし、カトリックでも1500年以上続けられてきた祭儀です

四旬節第5主日 伊藤神父様(清瀬教会)による黙想会

3月22日(日)、赤堤教会で黙想会が行われ、黙想会の指導司祭として、カトリック清瀬教会の伊藤淳神父様に来ていただきました。ミサの中の第1部では、キリストに近づく人の立場を、ご自身の洗礼までの経験をまじえて、ユーモアたっぷりにお話しいただきました。そして「キリストを裏切ったユダですら救われる。だったら、おれだって救われるんじゃないか…」。キリストとの深い出会いを、とても感動的に話されました。初めてお会いする神父様を前に少し緊張していた私たち信徒は、お話にぐいぐい引き込まれました。そして、ミサ後は第2部が引き続きご聖堂のなかで行われました。司祭になるまでの道、神に対するキリスト信者のつとめ、神のすがた…、などをお話しいただきました。最後は昼食をいっしょにいただき、一人一人が、キリストによって結ばれ、信仰を強められたことに感謝しながら解散となりました。伊藤神父様、素晴らしい経験をさせていただきましたことに感謝申し上げます。ありがとうございました!神に感謝。

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ご聖体拝領で御体を渡される伊藤神父様

オルガンが新しくなりました

今週、赤堤教会のオルガンが新しくなりました。長年使用したオルガンは、いよいよ修理がきかなくなり、、、。名残惜しくも、現行の機種に変更となりました。

皆さんにも聴いていただきたかったので、ごミサのあとで、少しHP用に演奏をしていただきました。いい音ですね。私たちは、ほんとうに幸せです。典礼チームのみなさん、いつもありがとうございます。

四旬節 ご復活祭の日程

項 目 月 日 備 考
3月 子供とともにささげるミサ 3月8日 (日) 9:00は子供とともにささげるミサ

ミサ9:00/11:00

共同回心式 3月15日 (日) ゆるしの秘跡ミサ9:00/11:00
黙想会 3月22日 (日) 9:00のミサで黙想会あり伊藤淳神父(東京教区)

10:00 伊東神父様の講話

11:00のミサありません。

枝の祝日受難の主日 3月29日 (日) 行列は9:00のミサのみミサ9:00/11:00
4月 聖木曜日(主の晩餐) 4月2日 (木) ミサ 19:00
聖金曜日(主の受難) 4月3日 (金) 典礼 19:00大斎、小斎
聖土曜日(復活徹夜祭) 4月4日 (土) ミサ 19:00
ご復活祭 4月5日 (日) 10:00 ご復活のミサ ミサは10:00のみ

四旬節の間、毎週金曜日の午後7時は十字架の道行があります。

四旬節の間、毎週金曜日の午後7時は十字架の道行があります。お時間の許す方は、ぜひご参加ください。カトリック赤堤教会の聖堂内では、「十字架の道行き」の絵が掛けられています。「十字架の道行き」はイエス・キリストが、十字架を担って歩んだ受難の道のりを、「十四留(留=statio)」(十四の場面)描いたものです。ひとつひとつ、ていねいにたどりながら、その姿を心に留めて、主に祈り、黙想します。

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「イエス十字架につけられる」

赤堤教会 4人の成人を祝う/聖書をプレゼント

カトリック赤堤教会では今年、4人の信徒が成人を迎えました。今日のミサでは、この半分の2人がミサにあずかり、ガブリ神父様より直接祝福を受け、お祝いの聖書をプレゼントされました。

「皆さん、お気づきでしょうが、成人となると、これまで親からいただいたものを豊かにして、社会に活かすことが求められます。…しかし、基本となるのは、私たちは神様から愛されているということです」(ガブリ神父様)

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(成人の祝福の風景)

また、この日の第一朗読はガブリ神父様が旧約聖書でもっとも好きな個所だそうで、キリスト者として、とても励まされる聖句としてご紹介されました。

『主を尋ね求めよ、見いだしうるときに。呼び求めよ、近くにいますうちに。 神に逆らう者はその道を離れ、悪を行う者はそのたくらみを捨てよ。主に立ち帰るならば、主は憐れんでくださる。わたしたちの神に立ち帰るならば、豊かに赦してくださる。

わたしの思いは、あなたたちの思いと異なり、わたしの道はあなたたちの道と異なると、主は言われる。天が地を高く超えているように、わたしの道はあなたたちの道を、わたしの思いはあなたたちの思いを、高く超えている。

雨も雪も、ひとたび天から降れば、むなしく天に戻ることはない。それは大地を潤し、芽を出させ、生い茂らせ、種蒔く人には種を与え、食べる人には糧を与える。そのように、わたしの口から出るわたしの言葉も、むなしくは、わたしのもとに戻らない。それはわたしの望むことを成し遂げ、わたしが与えた使命を必ず果たす。 』(イザヤ書55章賞6-11節)